粉体塗装とは

約30年前、小原塗装工業所では当時対応できる業者が殆どいなかった粉体塗装を事業に取り入れました。現在も、都内では数少ない粉体塗装に対応した業者として活躍の場を広げ続けています。こちらのページでは、近年環境に優しくエコな塗装として注目を集めはじめた「粉体塗装」とはどんな塗装方法なのか、その特徴を交えつつご紹介していきたいと思います。

粉体塗装とはどういうもの?

粉体塗装とはどういうものなの?

粉体塗装では、粉末状の塗料をガンと呼ばれるスプレー状の器材で対象物に吹き付けていきます。その際に対象物とガン、それぞれに電気を帯びさせることで、塗料を付着させる塗装方法です。
その後、高温の乾燥炉で焼付を行い、塗料を硬化させたら完成となります。

環境に優しい粉体塗装

環境にやさしい粉体塗装

一般的な塗装に用いられる溶剤型の塗料には、VOC(揮発性有機物質)が含まれています。このVOCは、大気汚染などを引き起こす原因の1つと言われており、欧米では早くから規制されてきました。日本でも2001年よりPRTR法が施行され、トルエンやキシレンといったVOC使用量の届出が義務付けられています。
一方で、当社が得意とする粉体塗装に使用する塗料は、VOCを殆ど排出しないため、『地球に優しい塗料』として注目されているのです。

サビに強く、傷がつきにくい

サビに強く、傷がつきにくい

粉体塗装には、防錆力に優れ、傷がつきにくいという大きな特徴があります。なぜ、このような特徴があるかというと、塗装の仕上げに高温焼付を行うことで、厚く硬い塗膜に仕上がるからです。これにより、長期間の使用や、ハードな環境下においても、美しい状態を長く保ち、また塗装物そのものをしっかり保護します。

ムラなく安定した仕上がり

ムラなく安定した仕上がり

溶剤型の塗料で塗装を行う場合は、作業前に塗料を混ぜたり撹拌したりする必要がありますが、混ぜ具合や撹拌具合など作業者によるバラつきが出やすい工程のため、仕上がりにムラが生じやすいという課題があります。
一方粉体塗装はこうした作業者ごと、ロットごとに差が生じる工程を挟まないため、安定したクオリティでムラのない美しい仕上がりを提供することができるのです。